教育内容紹介

「原因と病態」では従来の「病理学総論」を扱い、「細胞傷害」や「循環障害」など、将来学生が様々な病気を科学的にとらえるために必要な医学の根幹的枠組みを教育します。正確な術語・概念の習得は言うまでもありませんが、医学英語教育にも力を入れ、講義プリントは英語で作成されています。医学と言う学問体系は単に知識の並列的集積で成り立っているのではなく、全ての現象には因果関係があります。学生には、病気の全体像を原因と結果の連鎖としてロジカルに捉える様に指導しています。顕微鏡実習も重要で、天然(現物)から自分の力で所見を探し出す・抽出する訓練をしています。

「循環器系」や「神経系」などの講義では関連する臨床・基礎各科と緊密に連携し、学生にとってベストのタイミングで、様々な病気が発症する仕組みや病理組織学的変化を教育しています。

「医学英語5」(選択)では、英語を“ツール(道具)”として捉え、学生が将来医学の世界で生きていくのに必要なスキル(技倆)の手ほどきを行います。英語は、科学におけるロジック(論理の展開)を表現するのに極めて適した言語です。良く書けた科学英語は、日本語に比べ文章の構造を視覚的、空間的に捉えることができます。Working grammarとは、その様な英語の構造を正確かつダイナミックに捉えるための、真に役に立つ文法を指し、英語に込められたロジックを正確に理解し、その美しさを味わい、さらには正確で美しいロジックを込めて英語表現を行うための“規範”と言えます。本科目ではこの様なWorking grammarに基づき、科学論文を正確に理解し、科学論文を批判的に捉え、簡潔で美しいパワーポイントファイルやセミナーシートを作製し、明快で効果的な英語によるプレゼンテーションが出来ることを目標としています。